こんなモノでも世界に一つだけ

< TOKYO 2020 開催記念フレーム >

 

間もなく産休に入る社員が部屋に入るなりブログへの投稿勧奨。

部屋にあったこの額をアップするよう勧められました。

とてもひと様にお見せ出来るような代物ではありませんが、

彼女の優しい上手な勧めに調子に乗り恐る恐るお見せしますね。

 

 

 

島根県産材のLVLの木製品「杉の糸」で制作しました。

杉の糸」は当社独自のインテリア建材の名称です。

建材以外の用途に可能性を求めて製作に挑戦しました。

 

 

 

 

 

このフレームの特徴はとことん「木」に拘ったこと。

公認のポスターには無い木の温かみが感じられます。

そしてすべてが立体に浮かぶ木の切り文字やマーク。

東京五輪の開催記念に自分の思い出のフレームです。

ただ問題はこれをどこの場所の壁に飾るのか思案中。

その内邪魔になって廃棄される可能性もありますね。

ただ言えることはこんなものでも「世界に一つだけ」

これと同じものは東京中で探してもありませんね。

君の名は、鬼滅の窓

< 世界にひとつだけ >

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新型コロナの感染拡大が止まりませんね。

報道は「過去最多!・過去最多!」の連呼。

以前のようにまた数字を探してしまいます。

今回の猛威は1波、2波より脅威でしょう。

ということで、会社も感染予防対策を強化。

受付に飛沫予防スクリーンを設置しました。

 

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創作木工房「木・夢・楽」のオリジナル。

こだわりは「木」と「植物」のコラボ。

スクリーンを支えるのは木のプランター。

そこに花とリーフ(造花)を飾りました。

アクリルの四隅には伝統工芸の「組子」

「和」のテイストを取り入れました。

世界に一つだけのパーテーションです。

 

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この飛沫スクリーンの名は「鬼滅の窓」

この年の大ヒット作品の名を借りました。

竈門禰豆子も家のおもちゃ箱から拝借。

ほぼほぼ90%の出来栄えと自画自賛。

制作段階からこれをイメージしていました。

 

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受付は「禰豆子」ではなく「K子」さん。

これでお客様との双方での飛沫予防の安心。

 

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この「鬼滅の窓」の設置は、

「他者の排除」ではなく、

「他者への優しさ」が開発のテーマ。

やはり「木」の素材は優しい素材ですね。

イメージだけで作る創作木工

< 創作意欲 >

一年に何度となく訪れる手仕事の創作意欲。

いつもならデザインをお越し完成品を予測。

しかし今回だけは図面を書きませんでした。

何故なら今まで図面通りに出来た試もなし。

したがって今回は頭でひらめいたままです。

画像で作業工程をご紹介しますね。

 

〜材料の選定と切り出し〜

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今回は軽量化を図るため使う木材は「杉」

「残り物には福がある」

これまでに使った残りの端材を利用します。

節の無い部分を選びこれを研磨します。

 

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紙やすりの#60〜#120〜#240と3工程。

ほぼツルツルの状態に仕上げていきます。

これを頭の中でイメージした角度と長さに。

各パーツを想像しながらカットします。

 

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カットした木材を仮組みしたところです。

テープで貼ってる部分がくっつける部分。

どうやってくっつけるかは企業秘密です。

 

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三角に組み上がった裏面に木を添えました。

その小口にダボを打ち込みボンドで接着。

これに重要な木がくっつくことになります。

 

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この立ってる木がこの作品の生命線。

どの面にも垂直に直角が求められます。

 

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慎重に何本も繰り返し作業を進めます。

それでも合間合間にお茶とトイレ休憩。

 

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これでお解りでしょうね。

微妙に曲がって付けたらさあ大変。

結果は「カタカタ・コトコト」

慎重な作業は床に接するからです。

 

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ビスで留めた部分のビス隠しの丸棒です。

これを切り落として全ての面を研磨。

いよいよこれで完成です。

しかし、何か物足らないので塗装仕上げ。

 

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植物性の自然塗料で色分けして見ました。

左から「透明」「白」「飴色」「神代色」

右端は残り物でおまけに作って見ました。

すべて頭の中で描いたイメージの完成品。

出来は良くありせんが愛着がありますね。

 

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これで不意のお客様が大勢いらしても対応。

簡単ですので皆様も挑戦してくださいね。

材料は弊社にありますのでご安心ください。

手取り足取りご指導もさせていただきます。

再会









< 再 会 >














ここは、松江市内にあるレストラン「ここな」さん。

お昼の食事処を探して初めて入ったお店でした。

それが、ここで嬉しい再会がありました。




















もうお昼を過ぎているのに店内には女性客の姿。

女性に人気のお店のようでした。

玄関を入って最初のテーブルに案内されました。

















ふと店内の一角に目が釘付けになりました。

「コレって俺の!」「何でコレがっ!」

間違いありません。すぐに分かりました。




















「夢は寝て見るものではなくて 叶うもの つまり目標」

ぼくが手作りした木製フレームでした。

確か7〜8年も前だったでしょうか、

ぼくの趣味で、色々なフレームを作っては壁を飾っていました。

すると誰かが、「社長!コレ売れますよ!」

ということで、調子に乗って販売をしたことがあります。




それが、ここにあると言うことは「何と何と!」

ぼくが作ったモノにお金を出していただいたオーナー様。

とても有難く、嬉しかったですね。





































もちろん、創作ランチプレートも美味しくいただきました。

それにしても偶然に入ったこのお店。




















ぼくは久しぶりに我が子との嬉しい再会となりました。

松江市上乃木7丁目のカフェレストラン「Kokona」さん。

ありがとうございました。また会いに来ます。



























 

サーフフレーム〜製作公開2〜

 









家族の冷ややかな視線を浴び、それでも完成に向かう数週間。



いつも暇なら一気に仕上げるものの、やる気が出るまで、所々の製作期間。





<製作編〜装飾から完成まで>











このお盆休みに、やっとやる気が出てきました。




さあ、ひとまずサーフボードを立てかけるフェンスの制作です。



いつも手元にストックしている、ヒノキの木をカットしていきます。
















精密に作ると手作りの味わいが出ないので、微妙に変化を付けて製作します。


カットしたものを並べて接着しているところです。










接着剤が乾くまでは、そのままにして次の工程に入ります。







塗装が終わったミニチュアボード、これをいかにリアルに表現するか。


ここが勝負どころです。


塗装では限界があり、ここはステッカーを貼ることにしました。





そこで、サーフボードのメーカーや用品メーカーのロゴをネットからDL。








今回使用するのは「タトゥーシール」


今では、何でも自作できるのがありがたいですね。


プリンターの反転機能を使って、転写シートに印刷することになります。













あとは、図柄と色を適当に選抜、慎重に転写していきます。



























ごらんのとおり、これでサーフボードは完成です。









木製のフェンスの接着が乾いたら、これに着色塗装して







塗装が乾いたら、このフェンスにボードを接着したところです。










さあこれで、フレームに仕上げていきます。






利用するフレームは、ボックスタイプのフォトフレーム。


この3センチほどの奥行きを利用して、サーフボードを飾ることになります。










このフレームの裏板を使って、次にする作業は







背景の画像の印刷。 去年撮影した宮古島の前浜ビーチをプリントしました。


このプリントを裏板に張ってサイズをカットしたところです。














フレームの内枠に素材をセットしてこれで完成ということになります。


フェンスの裏にはミニチュアのやしの木を配置して、南の島の情景を演出してみました。










舞台裏は見せたくはありませんが






こんな具合に制作しています。












ボックスフレームにガラスを設置して






撮影用に壁に設置してみました。どうでしょうか。



かなりの手間隙を掛けていることがお分かりいただけましたでしょうか。


「世界に一つだけ」のミニチュアサーフボードフレームの完成です。






そもそも、海に無縁の自分が何故「サーフボード」なのか




その答えは、

わが家の洗濯干し場にゆらゆら揺れる、このウェットスーツと板。







若いっていいなあと、ひとまずミニチュアを作ってみたくなったからです。



さて、今回適当に作ったこのオリジナルサーフフレーム。


今流行の「郵パック」にでも入れて、沖縄の弟に送りたいと思います。































 

サーフフレーム 〜製作公開1〜









何でも自分で作らないと気が収まらない悪い癖。


わが家のリビングの壁を飾るのは





中央の観葉植物のフレームを取り巻く、サーフボードのミニチュアフレーム。

世界中、どこにも売っていない、自作のオリジナルフレームを飾っていました。




事もあろうか、これを見た沖縄に居る弟が、

「お兄さん!下の真中のフレームが欲しい!」



コレ欲しい・・・は嬉しいものの、

困ったことに、これを取られると後は歯抜けになります。

それも、売り物ではなくプレゼントのニュアンス。

それはそれ、可愛い弟の欲求、無下にするわけにいきません。




そこで、飾っているのは出来が良過ぎ。

プレゼント用に適当に作ってやることにしました。


どれだけ手間がかかるのか、本人用に記録に残すことにします。

ご関心の無い方はスルーしてくださいね。

興味がある方は挑戦されてはどうでしょうか。








<製作編〜素材から塗装まで〜>


まず、初めに材料の調達。

この制作では、サーフボードの出来栄えが命。

ぼくが選んだのは





世界で一番軽く柔らかな木「バルサ」のシート。

残念ながら、材木屋でありながら取扱いはなし。

したがって、止む無くHCで調達することになります。



この木の長所は、カッターナイフでもカーブが容易に切れることです。

欠点は、柔らかすぎてキズが付きやすく、塗装が困難なことでしょうか。






これをどうカットするかが、第一の関門となります。





イメージだけではとてもカット出来ませんね。型紙が必要になってきます。

今は何でもネットの世界。画像を取り込み、縮小コピーで型紙を制作。

バルサシートに両面テープで貼り、カッターナイフで切り取ります。







ここでのポイント。





いくら柔らかいといっても木は木。

最初に、一発目の切込みが大切、優しく正確に入れることでしょうか。

それと、やや型紙のオーバーサイズで切っておくことでしょう。

サンドペーパーに乗ったボードの粗板、今回は6枚カットしました。








さあ、ここからが勝負です。





サンドペーパーで研磨作業です。

ポイントは、綺麗なカーブと前後の反り具合を出せるかで決まります。

サーフボードの画像を分析し、感性と研磨技術が必要になってきます。

そして、裏面に木片を接着します。

この木片は塗装時に必要で、塗装が終われば無用なものです。




丁寧に成型し、形が出来ると塗装の前準備。

このバルサの欠点。木の目が粗く、下地処理が必要になります。



そこで、使うのが




目止め用の「との粉」を塗ります。乾いたら仕上げペーパーで研磨。








これでやっと塗装作業です。





それでも、いきなり仕上げ塗装は禁物。

下地専用の塗装処理となります。

この処理が素材を平滑にし、仕上げのカラーを鮮やかにしてくれます。












この下地塗装を乾いては塗り、乾いては塗り計3回の工程。

ボードの裏面の木片の役割がご覧いただけるかと思います。













これが終わると、待ちに待った仕上げ塗装に入れます。

これも技術が必要、焦って厚く塗ってはおしまいです。











この仕上げ塗装も、塗っては乾燥、塗っては乾燥の繰り返し。



洗濯バサミに吊るされた、可愛らしいボードが風にゆらゆら。


家族のものが、「いい歳してオッサン何してるの・・・?」

その視線が気になりました。


今日はここまでのご紹介とします。























































 
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