合掌




< 南三陸町 >

石巻から女川を回り、南三陸に立ったのは震災の発生から一年半後。
胸を締め付けられるような無情な現実が広がっていた。
赤いリボンが初秋の風に揺れる光景は今でも忘れない。


最期まで防災庁舎に残り住民に避難を呼びかけた女性職員の声。
その責任感と使命感は言葉では言い尽くせない。
ただただご冥福を祈るばかりだった。


東日本大震災の発生から5年目を迎える日。
今日はあの日あの時を想い全国で鎮魂の日。
震災の発生時刻には東の空に合掌したい。
五年前と同じ金曜日の寒い朝。











 
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