スイカの名品

 今日は、二十四節気の「処暑」。暑さが峠を越し、後退し始める頃のようですが、ご当地出雲地方は、午前10時で32.0℃まで気温が上がりました。まだまだ「残暑」がふさわしいようで、冷たいものが欲しくなります。

冷たいものといえば、冷蔵庫に入っていたスイカを食べました。

お盆休みに、兵庫県は豊岡の八百屋で買った「小玉すいか」でした。店頭に並んでいたこのすいかを見たとき、何故か惹かれるものがありました。結果は正解で、とても甘くて美味しかったです。



味はもとより、ぼくが感動したのは果肉の赤身の多さ、というか皮が薄いということでした。頭の中は、とあることを思い浮かべていました。
それはまさしく本業のこと、イメージは、

「木」も忘れてならないのが、「赤味」と「白太」があることです。丸太の断面を見てみると、中心の赤い部分とそれを囲む白い部分があります。赤い部分を「赤味(あかみ)」、白い部分を「白太(しらた)」と呼びます。
赤味と白太の違いは、赤味の部分は脂精分が多く含まれるため耐久性に優れます。この赤味は元々白太だった部分で、成長を終えた熟した部分と考えられます。一方、白太は成長を続けている部分で、水の通り道です。白太には、アオや虫穴が入りやすいため、木の欠点が出やすい部分です。

丸太の値段の基準のひとつに、年輪の細やかさが最も評価されますが、その上に、赤い部分(赤味)がいかに多いかもポイントになります。業界用語では、「赤味が張ったいい丸太だね〜」という会話が聞こえてきます。スイカに例えると果肉が赤味、皮が白太ということになりますでしょうか。この日食べたスイカは、まさしく赤味が多くてすばらしいスイカでした。

丸太から製材されたこの松は、

白太を切り落として、赤味だけになった見事な「梁(はり)」です。何百年も家屋を支えてくれそうです。





しかし、

次第に良材がなくなり、このスイカのような「木」が多くなりました。

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