足元には

 

 いつも前を向いて 上を向いてと意識しているが、この日だけは特別だった。


雨に濡れた足元には、もみじや銀杏の落葉、それに名前は分からないがピンクの花びらが色を添えていた。
この光景を見たとき、「たまには足元を見つめて・・・」と命を終えた落葉たちがそう言わんばかりに思えた。

何から手をつけてよいのか分からないまま過ぎていく日々、そしてこの頃、ぼくは宙に浮いた毎日を生きていたのかも知れない。

ぼくには、ちょっとだけ寂しそうに思えるこの自然の芸術が「足元が大事だよ」と言うことを教えてくれた。







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