浦島伝説<亀のお告げ>





猛烈な湿気がこもった空気が漂う出雲地方です。





エルニーニョ現象でしょうか、梅雨明けしたはずなのに夏の青空が影を潜めてしまいました。







そんな今朝、我が家ではとある珍事。

早朝、勝手口を開けると





一瞬で目が覚めるような 珍客がいらしていました。

見た瞬間、勝手口を閉めて家内を呼びました。

ぼくはカメラを取りに部屋に戻り、そっと現場に戻りカメの撮影です。








それにしても





丘の上の60数軒ほどの団地の中の一軒の我が家。

それも、何年か前にも亀が訪ねてきたことがあります。

これで二度目、ちょうど対面したのも朝のこの場所。


どうしてぼくの家を選んでやって来たのでしょうか。謎は深まるばかりです。

そこで、ぼくも家内も同じことを考えていたようです。








それは、今は亡き親爺の結婚式のことでした。





亡くなる前に残してくれた一冊の自叙伝。 

その中でも木村家に婿養子に入った時の出来事でした。



==月日は流れて二十二年十月八日、秋の空は高い、いい日だった。==
 
 当時は、結婚式は自宅で行われるのが通常だった。晴天吉日とはこの事だろう

 田舎の事だから賑やかな唄で家は賑わった。

==目出度い 亀が庭に入る==

 二時ごろ、誰かが亀が祝いに来ました、目出度いことがありますよ。

 朱盃に酒をつぎ呑まして、前の砂川に誰かが放した。

「この縁を無にしてはいけない、−−木村になろう」この時決意を固めた。

この時の親爺の覚悟がなければ、いまのぼくは生を受けていない。

ありがたい亀だったよう。



婿に入る親爺の覚悟を固めさせた、祝いの亀の話。

ぼくも家内も思い出していました。

さっそく、神棚用のご神酒を亀に呑ませました。

そして、100メートルほど坂を下りたところの小さな川に放しました。





それにしても、おとぎ話のような朝。

亀は一体何を告げにやって来たのでしょうか。不思議で仕方ありません。




起きてきた娘が言うことには





これしかないようです。まったく現金なお告げに解釈していました。











この亀のお告げは何なのでしょうか。決断をせかされます。





































 
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