2014.08.27 Wednesday
今でも不思議なこと
天気が良い日は、一年を通じて親子連れに人気の「出雲縁結び空港公園広場」
今日はどうしたことでしょう。
ヨチヨチ歩きの赤ちゃんや、元気に走り回る子供の姿が見当たりません。
この日の撮影イメージは
離陸するJAL1668便、ボーイング767-300がふわっと地面を離れる瞬間。
機体の向こうにはモクモクとした入道雲。
それを見つめる「真っ黒に日焼けした麦わら帽子のわんぱく坊主・・・」
のはずが「お爺さんとお孫さん」。夏の限定ショットは叶いませんでした。
このお二方、他人様を見て想像するのがぼくのいつもの悪い癖。
きっと、普段から飛行機を見る機会がないところにお住まいのはず・・・
きっと、お爺さんに可愛がられて育ったおじいちゃん思いの若い人・・・
きっと、若い人もお爺さんを連れてきてうれしいはず・・・
きっと、お爺さんもわくわくして飛行機を見ているはず・・・
そして、きっと、お爺さんはぼくと同じことを考えているはず・・・
それは、きっと
「何で、こんなに大きな重たいものが空を飛べるのだろう?・・・」のはず。
生まれて初めて、目の前で飛行機が飛んだときに思った不思議。
ぼくの年代から上の方は、一度はそう思ったことがあると思う。
今でも、ぼくの不思議に思うひとつです。
ボーイング767といえば、総重量は150トンもあるという。
大型トラックが15台ほどの積載量だ。考えれば考えるほど、今でも不思議なこと。
そして、もうひとつの不思議は
どんなに小さくなっても、視界から機体が消えるまでずーっと見送ること。
「あ〜ぁ行ってしまった・・・」
こんな想像をしながら、B-767-300を見送りました。
20年後には、こんなぼくも孫に連れられて、ここで一緒に飛行機を見ているかもしれません。