やっぱり材木屋

 

 水前寺公園を後にして、汗が乾く間もなくバスは熊本城下に入りました。
もうすでに、バスの車内の時計はお昼前、そこでバスは昼食処へ。「やった〜」、ランチはささやかな期待どおり「馬刺し」が出てきました。

お正月、お盆、秋祭り、披露宴以外は、まず昼間から飲まないぼくも、冷えたビールと一緒に美味しくいただきました。
やはり、ここは熊本名物「馬刺し」の本場ですね。





そして、今夜もいただけるのかなあ・・・などと思いながら、ほろ酔い気分でバスが向かった先は

一度は来て見たかった「熊本城」。二の丸駐車場に降り立つと、「なにっ!この暑さ」、空は相変わらずのPM二時ならぬPM2.5。しかもアルコールが入っています。熱中症に気を付けないといけません。





ハァ〜ハァ〜いいながら
相変わらず元気な、昔のガイドさんの後を必死で追います。若い頃は恥ずかしいので、なるべくガイドさんと離れて歩いていましたが今は違います。たしか、「こちらは西大手門で〜す」って言ったような。





画像に残っていました。初めて来たぼくが説明するのもなんですから、こちらの案内看板をご参照下さい。






それよりも、

ぼくには、やはりこういう部材に興味津々、欅の太角です。







こういうものを見ていると、心が落ち着きます。と同時に職人の技術、技を見てしまいます。





大手門を通り抜けると

なんと言うことでしょう!。花嫁、花婿発見。ぼくは一瞬、「嫁さんメチャ暑いだろうな」とも思いながら、しばし後をついていきました。
ガイドさんはさっさと行ってしまいます。しばらくしたら「前撮り」ということが理解できました。
「こいつら結婚するんだ・・・」ってつぶやく(こっちは飲酒撮影)。







それにしても

行き交う人といえば、何やら着ている服の色柄や何か言葉がちょっと違います。韓国、中国、台湾からの観光客であふれていました。ちょっと見ると分かりませんが。





やはり

ぼく的には、これはないでしょう!ありえない!。
いくら県外の観光地でも、こんなツーショットは撮らないと思いますし、家内が嫌がるのがまず必須。

あとで、パンフレットを見て分かったこと。この先の門は、「頬当御門(ほほあてごもん)」。頬寄せ合ってツーショット、いいじゃないですか。



その先は

何やら、ガイドも心配(不審)そうに、こっちのぼくを見ています。ナニが言いたいのか?。
多分、「このエロジジイ!女性の尻ばっかば写してっ!・・・」って聞こえてきそう。




いやいや、ぼくは歴女ならぬ城男です。

名城しか分かりませんし興味がありません。小さい頃からお城は大好きです。






それにしても
地元、松江城とはスケールがまったく違います。さすが熊本城は名城ですね。







この反り返った石垣。敵の侵入を阻むよう、まるでドレスのすそを広げたような下屋根の配置。
これじゃあ天守に侵入することは困難でしょうね。どこかで落ちてしまいそう。





そして、ぼくが一番楽しみにしていた「本丸御殿」。近年復原された現代の建築。

木材をふんだんに使用した、見ごたえある建物です。この場所は、沢山の人のお腹を満たしたと思われる「大御台所」の天井を見上げたものです。すごい木材の使用量でした。





こちらは、撮影はNGかと思いきや案内板がありません。これは気合を入れて撮影でしょう。

大広間(対面所)、ここでお殿様のお出ましを待つのでしょうか。






この奥に光り輝く部屋があることは、以前テレビで見ていました。








静々とワクワクしながら縁側を進むと

本丸御殿広間のいちばんのハイライト、障壁画のある「昭君之間」、「若松之間」があります。








言葉が出ません、豪華絢爛、もう圧巻です。





天井が豪華すぎます。

折り上げ格天井(ごうてんじょう)。格縁は漆塗り、天井板は金箔貼りでしょうか。






ズームしてみると

京都の職人でしょう、彫金を施した金物がいったい何個使われているのでしょうか。いずれ手作業、手間賃や材料費を想像すると、ほぼ気が遠くなりそう。







もういちど

間に目をやると、床の間が黄金に光っていました。しかし、夜一人でいると何やら怖そうな感じがします。




出掛けに、ハット思ったのが

僕の目に飛び込んできた欄間。プロだけが気になって見る部分だと思います。






素晴らしい組子細工です。縁側の長押(なげし)に、そのデザインが柔らかく拡大されていました。このショットは、ぼくだけの撮影センスです(飲酒撮影ならではの)。






この本丸御殿大広間、

プロだけではなく、誰もが感動できる素晴らしい現代の建築物です。



しかし、それはそれやっぱり材木屋、見るところがアマチュアの方とは違うんだなあと思いながら、ほろほろと下城しました。  旅は続く・・・





















やっぱり!くまもん

 

 住まいと暮らしの総合住生活企業「LIXIL(リクシル)」さん。今回、こちらのご招待会で、火の国は熊本へ行かせていただきました。
 というより、今は「くまもんに会いに・・・」といった方が分かりやすいかもしれませんね。この旅で、ぼくなりに目に映った光景をのんびりとまったりと綴って見たいと思います。

 広島から新幹線みずほ603号で1時間40分。あっという間に着いた熊本は、うだるような真夏日でした。

 どんな感じかといえば、これが正解。

 木陰のベンチに横になりたいほどです。まともに歩いていたらハンカチでは間に合わず、タオルを首に掛けたいほど、恐るべし火の国でした。





 それでも、とても元気な昔のガイドさんの後を追って

 熊本市内の名勝「水前寺成趣園」を散策しました。
 そこで、説明を聞いてぼくは今まで勘違いしていたことが分かりました。

 ぼくはてっきり、「水前寺」というこの名前の由来、お寺を中心とした名園だと思っていましたが、
 正式には「出水神社神苑」。なんでも名前で決め付けたらいけません。





 というわけで

 ひとまず、無事到着のお礼と旅の安全を祈って「出水神社」に参拝しました。





 神社横の

 ご神水「長寿の水」で、恐る恐る乾いた喉を潤しました。どうやら「名水」、湧き水のようです。





 そして、こちらのハイライトは

 なんといっても、桃山様式の優美な回遊式庭園。東海道五十三次を模したといわれる趣ある風情、写真をパノラマで合成してみました。




 ちなみに

 右方向はこんな感じです。この日は、PM2.5が全開の空だったようです。






 見学も終わり、急ぎ足で冷房の効いたバスへ戻る途中、

 神門通りで、とある看板がぼくを誘惑しました。「しもふり 馬刺 定食」「うなぎ」どちらも最強、そそられますね。
 この看板で、熊本に来たことを実感しました。







 通りを見てみると

 このほうが実感なのでしょうか、いたるところに「くまもん」。若い女性にとても人気モンですね。






 


 ちょっと、ちょっと!

 黒装束ならピッタリ溶け込みそうなソックリさん発見。くまもんカット?、とても感じが似ています。
 それにしてもこの方、どこかで見たことがあるような・・・ないような・・・。






 そんなこんなで、やっぱり「くまもん」で始まった熊本の旅でした。。。。続く。。。。

























サケノミクス

 


 この2月から家族の仲間入りした、わが家の新入若旦那。
 そんな彼が、どうやら誕生日を迎えたらしい。


 一緒に暮らし始めた最初の記念日とあって、家族で盛大に祝ってあげた。
 しかし、「あげた」といっても、ぼくは何もしていない。ただ座っているだけ。






 それにしても豪華なケーキ。「こいつ!幸せなやっちゃなぁ〜・・・」心でそう思いながら見つめるだけ。







 仕舞いには、この2月を思い出してやってくれました。「ケーキ入刃!」これには参った。






 これを見ていた、傍らの「アロエちゃん」も

 さすがに当てつけられたのか、見ていられないフリ、見て見ぬフリ?なのか。






 それでも

 「アロエちゃん!ケーキ食べる?」ってウソをついたら、目をぱっちり明けました。まったく、単純なものです。






 そういうぼくも、アロエと一緒で

 「今夜はお父さんと一緒に飲むのを楽しみにしていました・・・」。「そうかそうか・・・」単純なものです。

 出てきたのは、義理の妹がプレゼントしたらしい、若旦那が大好きなアーティスト「GACKT」(ガクト)。
 これが企画した新日本酒「chateau GACKT」(シャトーガクト)。
「VEMPAIRE」(バンパイヤ)、「GEN-SAKE DOLCE」(ゲン・サケ・ドルチェ)、「LEICRESCENT」(レイクレッセント)の三種。

 写真のボトルは、これまでに飲んでいない「VEMPAIRE」。この最後のひとつを知っていたのだろうか
飲んでみると、まさに女性が飲める「日本酒」。


 さらに
      
 これも入手困難と思える「庭のうぐいす(純米吟醸)」、これに、芋焼酎の名門「魔王」が加わった。
 いずれも、職場の先輩からプレゼントにいただいたらしい。良い先輩を持ったものだ。

 アベノミクスに湧いたぼくは、若旦那の豪華なお裾分けを少々遠慮しながら「サケノミクス」に酔いしれた。

 そんな今宵は、「家族が増えるということは楽しみが増える」ということを実感した。






















スポーツ写真に挑戦

 

 三泊四日の出張から久し振りに帰ったわが家。ぼくにとって、ホテル暮らしは3日が限界のようです。やはり、なんと言っても自分の布団や枕が一番。

 少し疲れが残った日曜日の今日は、とある撮影に朝から出掛けました。

 
 次女が県総体に出るというので、「お兄ちゃん写真とって!」って、以前から義理の妹に頼まれていました。
 ぼくの得意分野は風景写真の部、スポーツ報道写真は苦手なので、あまり気が乗らなかったものの、可愛い妹のたっての頼みということでとりあえず浜山公園陸上競技場に向かいました。

 
 
  到着すると、間も無く競技が始まりました。慌ててカメラを向けることになりました。

 今回の出場種目は7種競技、その走り幅跳びが始まりました。ひと際、身長が高いのが次女。小さい頃は、よくわが家に泊まりに来ていました。すっかり大きくなってしまいました。やはり、緊張している様子、本人に気づかれないよう、離れて望遠で撮影。




 スタートの合図があり、

 助走に入りました。こちらもドキドキ、ピントはこれまで追随しています。





 スピードが乗って、もう少しで踏み切り板です。ここでもピントが追っています。






 


 踏み切りの瞬間も捉えました。もうこの辺りからピントが追いつきません。






 よって、次に写っていたのは着地済みでした。肝心の飛んでいる瞬間を逃してしまいました。







 ここで、失敗の原因が分かりました。普段、ぼくが使うカメラの設定は「絞り優先」モード、スナップ写真や風景写真の設定です。誰が見てもここは競技場、当然「シャッター速度優先」でしょう。彼女の一番カッコイイ瞬間が撮れなくて残念。





 それでも、次の種目は「槍投げ」

 当然、シャッタースピードは最高に上げました。







 槍が離れる瞬間です。







 何とか槍が止まりました。






 調子に乗って

  次の選手も写していました。瞬間、両足が浮いています。





 この日は
   
 お昼前には30度近くあったと思いますが、現役高校生の力走に若さを貰いました。そういうぼくも、当時は「野球部」兼務「陸上部(短距離)」。どこかに血が騒ぐものがありました。


 気になる次女の成績は「7種」総合で4位。何とか、中国大会に進むことが出来て喜んでいると思います。
 しかし、彼女に見せられる写真は数点しかありません。やはり、ぼくには動く被写体は無理のようです。























わが家にトイレの神様が

 

  歌のタイトルではないが、

 わが家のトイレに、息子がとあるお札を貼っていた。ぼくに似て信心深い。







 「ウスサマミョウオウ」。どうやら、安来の清水寺にお参りして求めたらしい。
清水寺にあって、「トイレの神様」?これいかに・・・


 仏教は、どんな宗教にでも寛容なのでしょう。
       「トイレをきれいにしなければ・・・」と、毎日警告を受けているようです。




   トイレの神様 の歌はこちらで・・・











ぼかしの技術

 

 一輪挿しに挿してあった薔薇。花言葉のように、「思わせぶり」に開いてきたので

 もう、これでピークが過ぎるようなので写しておきました。マクロレンズで、ちょっとした気分転換ができます。






 オートフォーカスだと、どこにピントが合うか分かりません。







 したがって、自分が合わせたい部分に手動でピントを合わせます。この場合、花びらの先(右側)がもう痛んでいたので、花芯にピントを合わせ、その部分をぼかしてしまいました。

 見られたくない場合、ぼかしの技術が大事ですね。











一日の仕事を終え

 


  もう、大半の農家が田植えを終えている斐川平野。

 ぼくのいつものフィールドは、遅い田植えの準備の光景が見られます。「働く車」ならぬ、泥んこになったトラクター。きょう一日、いい仕事をしたようす。







 もう主の姿はなく、一生懸命働いて薄暮にたたずむいつものこの光景。ぼくは何か哀愁を感じます。






 夕方のなると水の管理でしょうか、早苗を見守っている農家の方が巡回。この方々のおかげで、今年も美味しいお米が出来るのでしょうね。






 ブルーシートが水面に映え、ハーフで切り取りました。ブルーシートも、いい仕事してますね。










経済効果

 

 地元の銀行の支店長が来社され、ひどく景気の良い話を聞いた。

 都会からたくさんの観光客で、出雲は潤っているとのこと。言わずと知れた「出雲大社60年に一度の大遷宮」。






 すべてが大社さんのおかげのようだ。

 この日も、参拝や観光を終えたお客様がお帰りになった。話しによると、この方々のおかげで、地元に沢山お金を落としていただいているようだ。






 そい言えば

 この町で唯一、ホテルらしいホテルの支配人さんも話していらっしゃった。「社長!予約予約でもう大変です」。どうやら本当のよう。出雲周辺から玉造温泉までは、これも大社さんのおかげのようだ。







 車や鉄道を利用する観光客も多いと思います。しかし、こんな田舎にあって、ぼくはこの「出雲縁結び空港」のおかげが多いと思う。なにせ、飛び立って一時間ちょっとで羽田上空まで行けます。




支店長は、続けてこうも話された。

 「このところの長期金利の上昇を見込んだお客様で、ありがたいことに住宅ローン(固定金利型)の融資の申込みが殺到しています!」。



 リーマンショック以来、初めて明るい話しを聞いた。アベノミクス、出雲大社大遷宮効果と、それぞれ地元の産業が潤い、それが消費と繋がっていけば何よりだと思う。


 最後に支店長はこう〆た。
 「このところの急激な為替の変動で、輸入資材をはじめ建築資材が値上がりしているようですが、原材料を大量に買い付けでもありましたら、ぜひ当行で資金調達を・・・」

 最後はやっぱり、お金の話でした。









こんな日は

 


  朝8時には、20度に達した出雲よりこんにちは

 PM2.5の影響でしょうか、いつもの北山が霞んでいます。今日は夏日になりそうな予感。
 配送のみんなといえば、すでに朝から半袖でがんばっています。





 こんな日は

 夕方は、こんな感じになりそう、ぼくの長年の感です。この頃の日の出4:59分、日の入り19:10分と、ずいぶん日も長くなりました。






 こんな日は、夕暮れ時が待ち遠しくなります。

 今週は、これからも晴れマークが続くよう、とてもよい季節ですね。












気になったら近くに寄って

 



 夕方、車を走らせていたら、やけにアピールするものが目に入りました。

 斐伊川の水の流れが、長い旅を終えもうすぐ宍道湖に注がれようとする、下流最後の橋「灘橋」。以前からこの朱色は、時たまぼくにアピールしていました。




興味津々、

 わざわざ近くまで行き、土手を降りて確認することにしました。やはり、燃えるような朱色、かなりの迫力でした。遠目も良いですが、気になったら近くに寄ってみるものですね。