早朝から、最後の望みを抱いて日本中がテレビの前で応援した「ブラジルW杯」。
サッカーに詳しくない自分も、心の中では応援していました。
夕べまでのぼくの予想は、2−1で日本の勝ち。
その根拠は、崖っぷちの負けられない精神力と相手チームとの相性。
その中でも注目していたのは「相性」。
対戦スポーツの世界では、目に見えない「相性」があると信じてきました。
今朝、予想は外れてしまい残念な結果で終わりました。
最後まで戦った、選手の懸命のプレーに感謝します。
いつものフィールドの向こうには、柴くんの姿。じっとこっちを見ています。
ここまではのどかな光景。
しかし、このあと「柴くん」は猛烈に吠えてきます。お互い苦手意識が旺盛。
よほど、柴くんとは相性が悪いのだろうなと、ここを通るたびに思います。
ブルーシートのパイプ車庫にブルーな車、その間に柴くんのお家。
ついついぼくの心が動いてしまい、苦手な相手にシャッターを押していました。
一期一会
はじめて目にしたときは息をのむほど感動した景色も、
何度も見ているうちに当たり前になってくる。最初は
世の中にこんなおいしいものがあったのかと感動して
食べたのに、何度か重なるとあまり喜びを感じなくなる。
同様に、望みの会社や学校に入れたことで感激し、精
一杯がんばろうと心に期していたはずが、いつの間にか
感謝の気持ちを忘れ、仕事や勉強に取り組む意欲も低下
してくる。
これはお互い人間の一面ともいえよう。
だが、いま目の前にあるのはこの瞬間にしかない景色で
あり、料理である。心して見、味わえば、微妙な変化や
違いが必ずある。
すべてが一期一会。そう思いを定めて、初めての時の
ように、新鮮な気持ちで受け止め、物事に取り組めば、
そこから思いがけない気づき、発見が見いだせよう。
とりとめもなく、惰性に流されて毎日が過ぎていく
といったこともなくなるに違いない。
感動、感激の連続と積み重ねが人生に彩りを与え、
生き生きとした日常をわが身と心にもたらすのである。
(月刊PHP誌 7月号より)
今朝、この小冊子の一説が頭に浮かんできました。
毎日の日課、掃除の手を休め今朝はスマホでの撮影。
遠く北山も、しっとりとした重たそうな雲に覆われていました。
倉庫の掃き掃除を終えて見てみると
一時間もしない内に、こんなに明るい景色に変わっていました。
吹く風はひんやりとした風、秋の気配を感じる空気感でした。
日々、これも一期一会。
健康に感謝し、感動、感激を忘れないようにしたいものです。
6月20日(金)
順調なときこそ 心の備え
人情の常として、いい状態が続くとついつい油断し、何事にも安易になる。
そして不測の事態にうろたえる。だからこそ「治にいて乱を忘れず」の思いで、
いついかなる時も油断せず、困難に対する心の備えを忘れないようにしたいものである。
松下幸之助 「日々のことば」より
六月もすでに今日で二十日。そして明日は夏至の日となる。
日も長く有難いことだが、一日一日があっという間に終わる。
それだけ、日々平穏に過ごさせていただいていることに感謝したい。
会社も、先週末のイベントから一週間が経過する。
社員のみなさんも、連日休み無しでそろそろ疲れが出てきた頃だと思う。
そういう自分も、次の日曜日が待ち遠しくなってきた。
他人様から見れば、ぼくもこのコブ白鳥のように頭を垂れているように見えることだろう。
こうして、疲れたときは意識して頭を上げたい。
本来の美しい姿は、背筋をピンと伸ばした姿がいちばん美しいはず。
この日のペアのコブ白鳥。異常なまでに接近戦で写すことが出来た。
ぼくがこんなに近づいているのに逃げようとしない。
野鳥の世界も、順調すぎて油断することがあるのだろうか。